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お知らせ
6月26日2011 UP
【ご報告】フォーラム2011
通常総会に先立って行われたフォーラムで、エンディングセンター理事長の井上治代が、墓を核とした結縁について講演を行いました。
近頃「無縁社会」が流行語となり、「終活」が取り上げられていますが、エンディングセンターは、90年の発足当初から(当初の会名は「21世紀の結縁と墓を考える会」)、「無縁社会」を想定し、活動してきたことが紹介されました。
また、社会福祉先進国スウェーデンの匿名性墓地「ミンネスルンド」では、埋葬場所もわからないことが、遺族のグリーフワークの妨げになっているという現状を報告。「桜葬」のような“反匿名性”の墓地が求められているそうです。
「無縁は悪いことではない。家族が変化し、家族が機能しなくなっているが、同じお墓を選んだ人たちが集って、新しい『縁』を結んでいくことができる」と呼びかけました。
講演後の質疑応答では、死後のサポートについて質問が寄せられました。終末期に向けての関心の高さを実感し、エンディングセンターに求められる役割について考えさせられました。(阿部美保子)