- Home
- ゆいの風(スタッフ通信)
- 井上理事長最終講義
お知らせ
7月5日2016 UP
井上理事長最終講義
2016年1月22日(金)。東洋大学朝霞校舎にて、当法人理事長でもある井上治代の東洋大教授としての最終講義が行われました。その時の映像と雑誌記事をアップしました。下記からユーザー名とパスワードを入力の上ご覧になれます。
東洋大学提供井上教授最終講義の模様はこちら
雑誌「SOGI」の井上教授最終講義の記事はこちら
ユーザー名:sakura パスワード:yuinoki
仰々しい最終講義をするかしないか迷ったすえ、時間割の中で本当に最後の授業をそれに位置づけようと考えた。それが「世代論」の授業だった。一方私は社会学を専攻し、自分の研究の成果を社会還元する場をもって生きたいと思ってきた。その具現化したものが、『桜葬』墓地を核として展開している認定NPO法人エンディングセンターという組織とその活動である。このことも「世代論」(墓の世代的継承)という視角から切り込んでみようと考えた。かくして世代論の授業としての内容に加え、自分のライフワーク的な研究の一端を盛り込む授業になった。
大学人としての私には、異質な二つの社会・文化集団の境界に位置するが、いずれにも完全に帰属できない「マージナルマンmarginal man」という言葉が想い浮かんでいた。そういった私だからこそ、学科を超え学年を超えて語り合えた学生たちがいた。最終講義には学部の学生、大学院の学生、そして市民団体の会員の人たちが駆けつけてくれた。
(井上治代)