お知らせ
3月15日2014 UP
『今日は泣いて、明日は笑いなさい』
秋田光彦 著
メディアファクトリー
1050円(税込)
私は常日頃、日本には「死に向かう時期のこころの哲学」がないと憂えてきました。ところが、私の尊敬する僧呂の一人、秋田光彦さんから届いた本が、まさしく求めている本でした。
当センターの特別会員である大蓮寺と應典院を運営する秋田さんは、社会派僧呂として日本仏教や寺院の改革を自ら実践し、社会に発信してきました。
しかし、それだけでは人々は救われないと。人々を救ってこそ僧侶だと。
この本は、こころの持ちようを説いた、元気になれる本です。
いろいろな人が登場し、人間の営みの中から「生きる力」を与えてくれる。「悲しみは力になる/忘れられないならいつも一緒/人生を輝かせるのは日々の雑事」といった小見出しが踊る。人の心が輝くかどうかは、あなた次第。こころの持ち方ひとつ。ぜひ一読を!【井上治代】