３部構成で企画された第２回桜葬メモリアルは、さわやかな天候のなか、59名の参加者をお迎えして始まりました。
　第１部はお寺の座敷で、講師の井上ウィマラさん（高野山大学准教授）が“故人と向き合い偲ぶ”をテーマにお話しくださいました。亡き家族に気持ちを寄せるワークショップを行い、溢れ出る気持ちを「空への手紙」として書き記しました。涙ながらに書く方、短い文章に想いをこめる方…。故人と向き合う時間は第２部の合同祭祀につながります。
　桜葬墓地にて「空への手紙」を炎の中に投じ合掌。詩の朗読（無宗教の追悼）に想いを重ね、神峯山寺僧侶の読経が山に響きます。献花に彩られた桜葬墓地では、同じ埋葬エリアの会員同士が出会い、挨拶を交わす姿も見られました。
　第３部は青空ティーパーティ。東京からもはるばる６名の「墓友」さんが参加され、テーブルを囲んで東西交流などもありました。
　まだ幼い桜の下ですが、参加者も増え、ボランティアスタッフの力を借りて無事に終えられたことを報告いたします。送迎バスにお送りする際、「ありがとう」の声をたくさんいただきました。来年も再来年も喜んでいただけるメモリアルをしなければと思いました。